1月24日、日銀は6カ月ぶりに政策金利を0.5%に引き上げ、17年ぶりの水準とした。植田和男総裁は、経済を均衡させる中立金利には相応の距離があるとし、経済と物価が見通しに沿って推移するなら利上げを継続すると明言している。
著者は『21世紀の資本』『格差と再分配』『資本とイデオロギー』などで知られる経済学者だ。「世界不平等データベース」などを活用して、世界の80カ国以上を対象に18〜19世紀から21世紀初頭までの貧富の格差の歴史的推移を探り、その解決を目指している。